禅道護身術 連載 第6回
今回の護身術は、相手に服を掴まれた時の対処方法を紹介する。
通常相手に掴まれた時、感情が高ぶって興奮するか、怯えてしまい相手に対して冷静な護身技ができなくなってしまうケースが多い。壁などに押し付けられて殴られてしまうケースなどは最悪のシナリオだ。今回はそうならないための護身技である。
相手の片手で胸倉を掴まれた場合、大事なことは相手と自分のポジショニングだ。
相手が柔道の引き手と釣り手をしっかりコントロール出来る場合は、今回の対処方法だと対処しきれない場合もあるが、この胸倉を掴むという行為は技としてはとても中途半端で、隙も多く出る。
私が相手に胸倉を掴まれたとしたら、それはとてもラッキーだと思ってしまう。なぜなら相手は、胸倉を掴むことによりその腕の活動を停止してしまうからだ。
そこに弱点が生まれ、攻撃する余地が出てくる。
相手に胸倉を掴まれた時の基本的な護身術
相手が最初から殴るために胸倉を掴んできた場合
相手が胸倉を掴んで口論した後に殴ろうとしてきた時のチョークスリーパー
壁際で両胸倉を掴まれた場合
壁際で頭を押さえられた場合
※雑誌についての詳細は、株式会社福昌堂編集部にお問合せください。電話番号03-3309-0954